試合レポート
8/9  ジェイピーズ 1―8 新磯MESH 

ストロングカップ'09 JAPAN OPEN 神奈川県大会第2戦。


「佐伯さん、とんでもない事態になりました。」


試合開始2時間前、グラウンドに向かう車中、長尾からの電話だった。


「ユニフォームを一式忘れてきてしまいました…」


9人ギリギリ何とか集まった公式戦。よりによってである。

しかし、ここでビッグプレーが飛び出す。

欠席予定だった濱田が急遽グラウンドに向かえることが判明!

試合開始前にどぎまぎしたが、なんとか9人揃い試合を始めることができた。

しかし初回、ジェイピーズは三者凡退に倒れる。

 一方、ジェイピーズの先発は近藤。初回、先頭打者に四球を与えると盗塁とワイルドピッチでいきなりランナーを3塁に置く苦しい立ち上がり。一塁手堤の膝を直撃する強襲ヒットで先制点を与えると、その後もエラーと四球でランナーを貯め、内野ゴロの間にさらに1点を失ってしまう。

 近藤を援護したい打線は、2回表にこの試合で4番に入った堤元が強烈なライナーを放つも、打球はピッチャーの正面へ…続く佐伯が四球で出塁すると、2死後7番嶋崎がラッキーな死球で1,2塁とランナーを貯める。ここで下位打線に入っていたケンゾーが三遊間を鋭く抜くヒットで満塁とチャンスを広げ、9番永石がレフト前にタイムリーを放ち1点差に詰め寄る。

 しかし後続が倒れ、この回は1点を返すにとどまった。

 その後、近藤は押し出しの四球で失点するなど制球に苦しむも4回を3失点と粘りのピッチング。しかし酷暑は近藤の体力をガンガン奪っていく…さらに夜勤明けの永石の体力も極限状態に…5回にはバッテリーがフラフラ状態になり、四死球とワイルドピッチでノーヒットで2点を失いノックアウト…

 ここで嶋崎が緊急登板。しかし2ヶ月ぶりのマウンドでは、相手を手玉に取ることはできず、ヒットと犠飛であっさりと3点を失い万事休す。

 最終回に佐伯がヒットを放つも、そのままゲームセット。近藤の頑張りも虚しく、終わってみれば1−8の大敗でリーグ戦2敗目を喫した。

 なお、長尾スコアラーによると本日のMVPは濱田。彼が来なければ、ただの不戦敗に終わるところだったろう。

  1 2 3 4 5 6 7 R H
ジェイピーズ  
新磯MESH ×  
JPs 1 2 3 4 5 6 7
 1|二|久保田 三ゴ 投ゴ     捕ゴ    
 2|左|濱田 二ゴ   死球   三振    
 3|三|川西 投ゴ   捕飛     三ゴ  
 4|一|堤元   投直 遊飛     一ゴ  
 5|遊|佐伯   四球 三振     左2  
 6|投|近藤   右飛   中飛   遊ゴ  
 7|右|嶋崎   死球   三振      
 8|中|鈴木   左安   二ゴ      
 9|捕|永石   左安     三振    
10||              
11||              
               
新磯MESH 1 2 3 4 5 6 7
 1|| 四球 三振   中2 四球    
 2|| 一強襲 捕飛   犠打 左2    
 3|| 三失   三ゴ 投失 四球    
 4|| 四球   四球 三振 四球    
 5|| 三飛   四球 三ゴ 中犠飛    
 6|| 三ゴ   投ゴ   四球 三邪飛  
 7|| 二ゴ   四球   四球    
 8||   四球 四球   犠打    
 9||   守妨害 三飛   四球    
10||              
               
               
JPs 投球回 被安打 与四球 与死球 奪三振 失点 自責点
近藤 4 1/3 10
嶋崎 2/3