試合レポート
10/18 港南台K-ings 13―9 ジェイピーズ

 今季2度目のK−ings戦。試合前からジェイピーズには不穏な空気が流れる。佐伯が寝坊し、試合開始直前にグラウンドに到着。

 「すいません!すぐに始めましょう!」

 メンバーに謝るのもそこそこに相手チームに声をかけた。しかし自軍のメンバーを数えてみると・・・8人しかいない。

 まさかの2人遅刻で、試合開始時には相手に一人借りての急造ナイン。

「うちのチーム、かなりダラけてるわ…」増田が怒りをこらえ呟く。

すると満面の笑顔で近藤が登場。「すいません…散歩してました^^」

ベンチに不安がにじむ・・・さらに長尾の欠場でマスクを被った佐伯、星の直球をはじくはじく…不安要素満載で始まった試合。
  しかし初回、先発の星は2本のヒットと四球で満塁のピンチを迎えるも、ライトフライ、三振と凌いだ。するとそのウラ、先頭濱田がヒットで出塁。2者連続三振後に児玉不在で4番に入った、4番サードむら…工藤。
「今日はバッティングに専念してくれ」そんな期待にこたえる先制2ランホームラン。ライトスタンドに鮮やかに放った当たりは二試合連続のホームラン!

”男”工藤!

 ジェイピーズベンチは大盛り上がり!満塁のピンチを凌いで、2ランで先制という理想的な初回の攻防。久保田二塁手はこのとき「勝ちを確信した」という。
  しかし2回には6安打を打ち込まれあっさりと5点を失い逆転を許すと、3回にも3ランを打たれ一気に突き放されてしまう。一方ジェイピーズ打線は沈黙。このまま負けてしまうのかと思っていた頃。

「すいませ〜ん!」

忘れた頃にやってきたケンゾー!

「いやぁ1時間勘違いしてました!嘘です!」。

 4回にマウンドに上がったグラヴィティボールの嶋崎も、珍しく四球を連発し、走者を貯めたところでセンターを越えるあたりを放たれ2失点。
  両親をバックスタンドに招いていた増田も1イニングを投げ5四死球3失点とピリッとしない。なんとなく嫌な雰囲気で最終回を迎えたジェイピーズだったが、ここでケーイングスは投手交代。

2番の堤がセンター前ヒット!これが反撃ののろしだった。

 四球でランナーを貯め、嶋崎の芸術的選球眼で押し出し四球を選び、さらに佐伯も四球で続く。
2死満塁、点差はなおも9点、遅刻してきた汚名を晴らせるか近藤!しかし、低めのボールに手を出し三振!ゲームセットと思われたが、キャッチャーが見事に後ろに逸らし振りにげ成立!大遅刻の鈴木に打席を回す。

 これで燃えなきゃ男じゃない、とばかりに振りぬいた打球はぐんぐんぐんぐん伸びて、狭い長浜球場のレフトフェンス絵を越える満塁ホームラン!!

キタ=================================!!!!!!!!!

 4点差!さらに1番濱田がセンター前にポトリと落とすヒットで続く。ベンチは大盛り上がり!
最後は堤元の当たりが一塁手にはばまれゲームセット。負けはしたが、かなりテンションの上がった試合になった。
  この試合でケンゾーは打点王児玉と並び、遅刻してきたのに一番美味しいところを持って行きご満悦でしたとさ。

  1 2 3 4 5 6 7 R H
K−ings     13
ジェイピーズ    
K-ings  1 2 2 3 4 5
 1|| 左安 左安   中飛 四球  
 2|| 中安 遊安   四球 三振  
 3|| 三ゴ 中安   中本   死球
 4|| 四球 中安   三ゴ   四球
 5|| 右飛 二飛     三ゴ 投飛
 6|| 三振 中2     捕飛 四球
 7||   ニゴ 死球   左失 四球
 8||   三安 一飛   四球 四球
 9||   四球   四球 四球 中犠
10||     四球 中安 三飛
JPs 1 2 3 4 5 5
 1|中|濱田 中安 四球   投飛 左安  
 2|一|堤元 三振 三振     中安 一直
 3|投|星 三振 中直     四球  
 4|三|工藤 右本   右飛   三振  
 5|右|増田 三振   遊失   二飛  
 6|二|久保田 右安   三振   四球  
 7|左|嶋崎 三振   三振   四球  
 8|捕|佐伯   三安   四球 四球  
 9|遊|近藤   三ゴ   四球 三振  
10|遅|鈴木   遅刻   三ゴ 左本  
JPs 投球回 被安打 与四球 与死球 奪三振 失点 自責点
嶋崎 
増田